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壮大さ(本性/実相)があなたからすり抜けていくとき、あなたは壮大さを、自分が作り出した何か(尊大さ/自我の理想像)に置き換えてしまったのである

 壮大さは真理であるから、真理と卑小さは相互に否定し合う。 真理は揺れ動かない。 それはいつでも真理である。 壮大さがあなたからすり抜けていくとき、あなたは壮大さを、自分が作り出した何かに置き換えてしまったのである。 それは卑小さへの信念かもしれない。 あるいは、尊大さへの信念かもしれない。 だが、それは真実ではないので狂っているに違いない。 あなたの壮大さは決してあなたを欺かないが、あなたの幻想は常にあなたを欺く。 幻想は欺瞞である。 あなたは勝つということはできず、ただ高みへと引き上げられる。 そしてこの崇高なる状態で、あなたは自分と同じような者たちを捜し求め、彼らと共に喜ぶ。

 

奇跡講座テキスト 第9章  八 壮大さと尊大さ  7.