自我は神の壮大さの前では動けなくなる。 なぜなら、神の壮大さがあなたの自由を確立するからである。 あなたの実相についてかすかにほのめかすだけでも、文字通り自我をあなたの心から追い払うことになる。 なぜなら、そのときあなたは、自我に対する一切の思い入れを手放すからである。 壮大さにはまったく幻想がない。 そして、それは実在するので、有無を言わさぬ説得力がある。 だが、実在するという確信は、あなたが自我にそれを攻撃させずにおかない限り、あなたのもとにはとどまらない。 自我はあらゆる努力を払って挽回しようとし、あなたの解放を阻止するためにエネルギーを総動員する。 自我は、あなたは正気を失っていると告げるだろう。 そして自我が信奉する卑小さゆえに、壮大さがあなたの真の一部分であるはずがないと論じるだろう。 だが、あなたの壮大さはあなたが作り出したものではなく、それゆえに、妄想的なものではない。 あなたは尊大さを作り出し、それを恐れている。 なぜなら、それは攻撃の一形態だからである。 しかし、あなたの壮大さは神に属し、神はご自身の愛からそれを創造した。
奇跡講座テキスト 第9章 八 壮大さと尊大さ 4.