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いくつかある新しい形の自我の計画も、古くからのもの(自我の計画)と同じく役に立たない。 形は問題にならず、内容は変わっていないからである

 いくつかある新しい形の自我の計画も、古くからのものと同じく役に立たない。 なぜなら、形は問題にならず、内容は変わっていないからである。 たとえば、新しい形の一つにおいては、精神療法士サイコセラピストが悪夢の中の自我の象徴を解釈した後、それらを悪夢が実在すると証明するために使うことがある。 そのようにして悪夢を実在のものにした上で、今度はその夢を見ている者の重要性を軽視することにより、悪夢の結果を一掃しようとする。 もし夢を見ている者も実在していないと見なされるのであれば、これも癒しをもたらす一つの手法となるだろう。 だが、夢を見ている者と心が同一視されるなら、聖霊を介した心の訂正能力は否定されてしまう。 これは自我の見地からしても矛盾したことであり、混乱している自我ですら、通常、この矛盾に気づいている。

 

奇跡講座テキスト 第9章  五 癒されていない治癒者ヒーラー  4.