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(神の平安を)所有しているという認識は、進んで与えようとする意欲(慈悲)であり、この意欲によってのみ、自分がもっているもの(神の平安)を認識できる

 それならば、決して忘れてはならないのは、自分が受け取るものの価値は自分で設定するということ、そして、自分が与えるものによってそれに値をつけるということである。 少なく支払って多くのものを手に入れることが可能だと信じるのは、と取り引きできると信じることである。 の法則は常に公正であり、完璧に首尾一貫している。 あなたは与えることによって受け取る。 しかし、受け取ることは受け入れることであり、獲得することではない。 所有しないということは不可能であるが、自分が所有していることを知らないということはあり得る。 所有しているという認識は、進んで与えようとする意欲であり、この意欲によってのみ、自分がもっているものを認識できる。 したがって、あなたが与えるものとは、あなた自身がもっているものに自分で与えた価値に他ならず、あなたがそれにどれだけの価値を認めているかを正確に示す尺度である。 そしてこれが、ひいては、あなたがどれほどそれを望んでいるのかの尺度でもある。

 

奇跡講座テキスト 第9章  二 祈りに対する答え  11.