実在しているものを拒否しようとする試みはどれも、恐ろしいものとならざるを得ない。 そして、その試みが強硬であるなら、パニックを引き起こす。 実相に逆らって意志するということは不可能だが、それが、自分で望んではいないのに極めて執拗に追及されるゴールとなることはある。 しかし、この奇妙な決断の結果をよく考えてみなさい。 あなたは自分が望んでいないものに心を捧げているのである。 このような献身に、いったいどれほどの実在性があるだろうか。 あなたが望まないものであれば、それは一度も創造されたことのないものである。 一度も創造されたことがなければ、それは無である。 あなたは本当に、自分自身を無に捧げることなどできるだろうか。
奇跡講座テキスト 第９章 一 実相の受容 12.