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自分の実相(本性)が何かを知らないのなら、なぜあなたは、それが恐ろしいものだと、そんなにも確信しているのだろう

 自分の実相が何かを知らないのなら、なぜあなたは、それが恐ろしいものだと、そんなにも確信しているのだろう。 真理と恐れを結びつけて考えるのは、どう見てもかなり不自然なことだが、真理とは何かを知らない者たちの心においては、とりわけ不適切である。 それが意味しているのは、自分が自覚してさえいない何かを、自分が望んでいない何かと勝手に結びつけている、ということでしかない。 だとすれば、あなたは明らかに、自分がまったく自覚していないものを裁いていることになる。 あなたはこのような奇妙な状況を作り上げてしまっているため、何があなたの実相であるかを確かに知っている導き手がいなければ、そこから抜け出すことは不可能である。 この導き手の目的は、あなた自身が何を望んでいるかをあなたに思い出させることにすぎない。 聖霊は、あなた自身にとって異質な意志を、あなたに押しつけようとしているのではない。 単に、あなたが聖霊に課す制限の範囲内で、あなた自身の意志をあなたに再びしっかりと自覚させるために、あらゆる努力をしているだけである。

 

奇跡講座テキスト 第9章  一 実相の受容  3.