神の意志に対する恐れとは、人の心がこれまでに作り出した信念の中でも最も奇妙な信念の一つである。 心がすでに甚だしく分裂していたために、自らの真の本性を恐れることが可能となっていたのでなければ、そのような信念が生じるはずはなかった。 実相によって「脅かされる」何かがあるとすれば、それは幻想だけである。 実相はただ真理を擁護することしかできないからである。 あなたの本性そのものである神の意志が恐ろしいものと知覚されており、その事実自体が、あなたが自分の本性を恐れていることを示している。 それならば、あなたが恐れているのは神の意志ではなく、あなた自身の意志ということになる。
奇跡講座テキスト 第9章 一 実相の受容 1.