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間違った知覚とは、ものごとの状態が今あるままでないようにと願う願望である

 間違った知覚とは、ものごとの状態が今あるままでないようにと願う願望である。 あらゆるものの実相はまったく無害なものである。 まったき無害性があらゆるものの実相の条件だからである。 それはまた、あらゆるものの実相をあなたが自覚するための条件でもある。 あなたは実相を探し求める必要はない。 実相のほうがあなたを探し求め、あなたが実相の条件を満たしたときにあなたを見つけるだろう。 そうした条件は実相の本質の一部である。 そしてこの部分だけが、あなた次第である。 その他は実相自体に属している。 あなたのすべきことはほんのわずかである。 なぜなら、あなたに任されたささやかな役割は実に強力であるため、全体をあなたのもとに運んでくるからである。 それならば、あなたのささやかな役割を受け入れ、全体をあなたのものとしなさい。

 

奇跡講座テキスト 第8章  九 訂正された知覚としての癒し  2.