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あなたが「自我は、(この世界で幸せになるための)まだ何かを提供してくれるかもしれない」と望み続けられるように、自我は、ひとつのゴールから別なゴールへと、絶え間なく移行することを余儀なくされている

 肉体は、それを所有しようと戦う二つの声を含んでいるかに見える世界の中に存在している。 このように知覚されている配置においては、肉体はひとつのものから別のものへと忠誠を移し変える能力のあるものと見なされており、それにより、健康と病気という概念が意味あるものとなっている。 自我はいつでも、手段と目的とを根本的に混同している。 肉体を目的と見なしている自我には、肉体の真の使い道がない。 なぜなら、肉体は目的ではない・・傍点)からである。 自我が受け入れた目的のすべてが顕著に示している一つの特徴について、あなたはすでに気づいているに違いない。 すなわち、あなたがそうした目的を達成したとき、その目的はあなたを満足させなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・傍点)、という特徴である。 だからこそ、あなたが「自我はまだ何かを提供してくれるかもしれない」と望み続けられるように、自我はひとつのゴールから別なゴールへと絶え間なく移行することを余儀なくされている。

 

奇跡講座テキスト 第8章  八 手段または目的としての肉体  2.