この世界においては、肉体でさえ全一なものと知覚されていない。 肉体の目的は、相互にほとんど無関係な数多くの機能に断片化されていると見なされており、その結果、肉体は混沌に支配されているように見える。 自我に導かれているなら、まさにその通りである。 聖霊に導かれているのなら、そうではない。 肉体は、あなたが霊から分離させようとした心の一部が、その歪曲を超えて霊へと戻っていくための手段となる。 かくして、自我の神殿は聖霊の神殿となり、そこにおいて、自我への献身は聖霊への献身へと入れ替わる。 この意味において、肉体は確かに神の神殿となる。 神の声は、肉体の用途を指示することによって、肉体の中にとどまる。
奇跡講座テキスト 第8章 七 コミュニケーションの手段としての肉体 9.