「意欲のない意志」とは、実際には何の意味もない矛盾した言葉であるから、何も意味しない。 あなたが自分には神と共に意志する意欲がないと考えているとき、あなたは考えてはいない。 神の意志とはすなわち想念である。 神の意志が想念によって反駁されることはあり得ない。 神はご自身と矛盾せず、神と同質である神の子が、自分自身や神と矛盾することもあり得ない。 だが、彼らの想念は実に強力であるため、自ら選択するなら、彼らは神の子の心を幽閉することさえできる。 この選択が神の子の機能を彼自身にとって知られざるものとしてしまうが、彼の創造主にとっては、決してそのようにはならない。 そしてそれが創造主にとって知られざるものではないからこそ、それは永遠に彼にとって知ることが可能なものである。
奇跡講座テキスト 第8章 六 神の宝 7.