もしあなたの意志が私の意志でなかったなら、あなたの意志は私たちの父の意志でもないことになる。 このことが意味するのは、あなたは自分の意志を幽閉してしまっており、それを自由にさせていないということである。 あなたは自分だけではまさに無であるから、自分からは何もすることができない。 私は父なくしては無であり、あなたは私なくしては無である。 なぜなら、父を拒否することにより、あなたは自分自身を拒否するからである。 私はこれからも常に、あなたを覚えている。 そしてあなたについての私の記憶の中に、あなた自身についてのあなたの記憶がある。 お互いについての私たちの記憶の中には、神についての私たちの記憶がある。 そして、この記憶の中にあなたの自由がある。 なぜなら、あなたの自由は神の中にあるからである。 それならば、私と一緒に、神を賛美し、神が創造したあなたを賛美しなさい。 これが、神に捧げる私たちからの感謝の贈り物である。 ご自身にとって好ましいものであれば何でも平等に被造物たちに与える神は、その贈り物を彼ら全員と分かち合う。 それは神にとって好ましいものであるから、自由という贈り物であり、それがすべての神の子らのための神の意志である。 自由を差し出すことによって、あなたは自由になるだろう。
奇跡講座テキスト 第8章 四 自由という贈り物 7.