あなたが作り出した王国(自我/奇妙な自分像)について考え、その真価を公正に判断してみなさい。 それは、神の子供の家とするにふさわしいだろうか。 自らが見て、触れて、思い出すことすべてに対し、神の愛を与えることができるあなたが、文字通り、天国(あなたの実相)をあなた自身に拒否している

 あなたが作り出した王国について考え、その真価を公正に判断してみなさい。 それは、の子供の家とするにふさわしいだろうか。 それは彼の平安を守り、彼の上に愛を輝かせるだろうか。 彼のこころに恐れを寄せつけず、彼が損失の感覚を伴わずに常に与えることができるようにするだろうか。 このように与えることが彼の喜びであると教え、彼が与えているがゆえに神ご自身が彼に感謝すると教えるだろうか。 そうしたものが、あなたが幸せになれる唯一の環境である。 あなたは自分自身を作り出せないのと同じように、それを作り出すことはできない。 あなたがその環境のために創造されているのと同じように、それはあなたのために創造されている。 の子供たちを見守り、彼らに何も拒まない。 だが、彼らは自分でを拒んでいるときにはこのことを知らない。 それは、彼らが自らに一切を拒んでいるからである。 自らが見て、触れて、思い出すことすべてに対し、神の愛を与えることができるあなたが、文字通り、天国をあなた自身に拒否しているのである。

 

奇跡講座テキスト 第7章  十一 恩寵の状態  3.