恩寵は、神の子の一人ひとりの自然な状態である。 彼が恩寵の状態に居ないときは、うまく機能しない。 神の子は、自分が神と共に居ることを知っているときにのみ、幸せである。 それだけが、彼が疲労を経験することのない環境である

 恩寵は、神の子の一人ひとりの自然な状態である。 彼が恩寵の状態に居ないときは、彼は自分の自然な環境の外にあり、うまく機能しない。 彼が行うことのすべてが疲労をもたらすものとなる。 なぜなら、彼が創造されたのは、彼が自分で作り出した環境の中で過ごすためではないからである。 したがって、彼はそれに順応できず、それを彼に順応させることもできない。 それを試みることは無意味である。 神の子は、自分がと共に居ることを知っているときにのみ、幸せである。 それだけが、彼が疲労を経験することのない環境である。 なぜなら、それが彼の属する場所だからである。 それはまた、彼にふさわしい唯一の環境でもある。 彼自身の真価は、彼が作り出せるいかなるものも超越しているからである。

 

奇跡講座テキスト 第7章  十一 恩寵の状態  2.