【葛藤の除去に関する自我の二つの誤り(2)】 第二の誤りは、自分が望まないものは、与えてしまうことによって、取り除けるという考え方である。 (だが)与えることは、それを保つための方法である

第二の誤りは、自分が望まないものは、与えてしまうことによって、取り除けるという考え方である。 与えることは、それを保つための方法である。 それを外に見ることによって、それを内側から除外したという信念は、延長の力の完全な歪曲である。 だからこそ、投影する者たちは、自らの安全を守るために警戒しているのである。 彼らは自分が投影したものが戻ってきて彼らを傷つけることを恐れている。 自分が投影したものを自分自身の心から抹消したと信じつつも、同時に、それらがこっそりと舞い戻ってこようとしているとも信じている。 投影されたものは彼らの心を離れていないので、彼らはこのことを認識せずにすむように、絶えず忙しく何かに携わっている。

 

奇跡講座テキスト 第7章  八 信じがたき信念  3. /2