【葛藤の除去に関する自我の二つの誤り(1)】 第一に、葛藤は投影してしまえるものではない

 この試みには二つの大きな誤りが伴っている。 第一に、厳密に言えば、葛藤は投影してしまえるものではない。 なぜなら、それは共有できないものだからである。 葛藤の一部を保持しながら、他の一部を取り除こうとする試みはどれも、実際には何の意味もない。 葛藤している教師は、教えるのが下手な教師であり、学ぶのが下手な生徒でもあるということを、思い出しなさい。 そのような教師のレッスンは混乱しており、そうしたレッスンの転移価値は彼自身の混乱によって限られたものとなっている。

 

奇跡講座テキスト 第7章  八 信じがたき信念  3. /1