聖霊は偶然にうまく働くのではない。 聖霊からの癒しは、常にうまく働く。 治癒者が常に聖霊によって癒すのでなければ、成果は一様ではない。 だが、癒しそのものは一貫している。 一貫性だけが葛藤から自由であり、葛藤から自由なものだけが全一だからである。 例外を受け入れて、自分は時には癒せて、時には癒せないと認めるなら、その治癒者は明らかに一貫性のなさを受け入れている。 したがって、彼は葛藤の中にあり、葛藤を教えている。 神に属するものが、あらゆる時とあらゆる者たちのためにあるのではないということが、あり得るだろうか。 愛はいかなる例外を設けることもできない。 恐れがある場合にのみ、例外という考えに意味があるように見える。 例外は恐れによって作り出されたので、恐れに満ちている。 「恐れている治癒者」とは言葉の上での矛盾であり、したがって、葛藤のある心だけが、かろうじて意味あるものとして知覚できる概念である。
奇跡講座テキスト 第7章 五 癒しと心の普遍性 5.