心だけがコミュニケーションを行う。 コミュニケーションへの衝動は創造しようとする衝動であるため、自我にはその衝動を消し去ることができず、それゆえに、自我があなたに教えることができるのは、肉体はコミュニケーションを行うことも創造することもできるのだから心は要らない、ということだけである。 そのようにして自我は、肉体は心と同じように行動できるので自足的だと、あなたに教えようとする。 だが、これまで学んできたように、あなたは自分が信じていないことに従って行動することもできるのだから、行動のレベルは学んだり教えたりするレベルではない。 しかし、そのように行動することは、教師としても学ぶ者としてもあなたを弱めることになる。 なぜなら、これまで繰り返し強調してきたように、あなたは自分が信じていることを教えるからである。 一貫性のないレッスンは、教えることにおいても学ぶことにおいてもうまくいかない。 もしもあなたが病気と癒しの両方を教えるなら、あなたは教師としても学ぶ者としても拙劣である。
奇跡講座テキスト 第7章 五 癒しと心の普遍性 2.