あなたが神の意志に反対できると考えることは、まったくの妄想である。 自我はそれができると信じ、それ自身の「意志」を贈り物としてあなたに差し出せると信じている。 そのようなものは、あなたが望むべきものではない。 それは贈り物などではない。 それはまったくの無である。 神は、あなたが所有していると同時にそれがあなた自身であるような贈り物を、あなたに与えた。 あなたはそれを使わないとき、自分がそれをもっていることを忘れてしまう。 それを思い出さないことによって、あなたは自分が何であるかを知ることがない。 それならば、癒しとは、神の法則に沿って考え、それらの普遍性を認めることによって、智識に近づく方法だということになる。 このことを認識しなかったので、あなたはそれらの法則をあなたにとって無意味なものとしてしまった。 だが、それらの法則は無意味ではない。 すべての意味がそれらによって、それら自体に含まれているからである。
奇跡講座テキスト 第7章 四 真理の認識としての癒し 6.