あなたは、あなたの目に入るすべての者たちを兄弟と認識しなければならない。 もし彼ら(神の子ら)が自分の兄弟の誰かを、自分と完全に対等ではないものとして知覚するなら、競うという考えが彼らの心に入り込んだことになる。 あなたの葛藤のすべては、そこから生じる。 あなたは、あり得ないことを真実として受け入れていることになる

 以前述べた通り、自我は自分が戦っていると知覚していて、それゆえに同盟者を必要としているのだから、自我の友はあなたの一部ではない。 戦っていないあなたは兄弟を探すべきであり、あなたの目に入るすべての者たちを兄弟と認識しなければならない。 なぜなら、対等な者たちだけに平安があるからである。 対等な神の子らは一切を有しているので、競うことはできない。 だが、もし彼らが自分の兄弟の誰かを、自分と完全に対等ではないものとして知覚するなら、競うという考えが彼らの心に入り込んだことになる。 この考えに対して警戒する必要を過小評価してはならない。 なぜなら、あなたの葛藤のすべてはそこから生じるからである。それこそが、衝突する利害というものがあり得るという信念であり、したがって、あなたはあり得ないことを真実として受け入れていることになる。 それは、あなたが自分自身を実在しないものとして知覚しているというのとどこが違うだろうか。

 

奇跡講座テキスト 第7章  三 神の国の実相  3.