あなたは、自分自身(あなたの実相)を実在しないものとして経験することによってのみ、自分の意味(全一性)から分離したものとして自分自身を見ることができる。 これが、自我が狂っている理由である。 (つまり)自我は、あなたがあなた自身ではないと教えているのである

 の意味は神の国の中で待っている。 なぜなら、そこががそれを置いた場所だからである。 それは時間の中で待っているのではない。 それは、あなたと同じく神の国に属しているので、その中でただ休らっている。 の意味そのものであるあなたが、どうして自分自身をそこから離れていると知覚できるのだろう。 あなたは自分自身を実在しないものとして経験することによってのみ、自分の意味から分離したものとして自分自身を見ることができる。 これが、自我が狂っている理由である。 自我はあなたがあなた自身ではないと教えているのである。 これは、あまりに矛盾していて明らかに不可能なことである。 したがって、たとえ自我にはわからなくても、あなたは別の何かを教えているに違いない。 となると、自我は常に取り消されているということであり、だから自我はあなたの動機を怪しんでる。 自我に忠誠を尽くすことであなたの心が統一されることはあり得ない。 なぜなら、心は自我に属してはいないからである。 だが、自我にとっての「裏切り者」は、平安に忠実である。 したがって、自我の「敵」はあなたの友である。

 

奇跡講座テキスト 第7章  三 神の国の実相  2.