実存にさまざまな能力が導入されたことが、不確実性のはじまりだった。 なぜなら、能力とは潜在力であり、達成されたものではないからである。 あなたの能力は、神が達成したものを前にしては無用のものであり、また、あなたが達成したものを前にしても同様である。 達成されたものとは、成し遂げられた結果である。 それらが完全無欠であるとき、能力は無意味である。 完全無欠なるものが今では完成されるべきものとなっているとは、奇異なことである。 実は、そのようなことはあり得ない。 しかし、自らをあり得ない状況に置いたとき、あなたはあり得ないことがあり得ると信じる、ということを覚えておきなさい。
奇跡講座テキスト 第6章 四 唯一の答え 8.