罪悪感という感情こそが、時間を存続させているものである

 罪悪感という感情こそが、時間を存続させているものである。 それは、報復されたり見捨てられたりするという恐れを引き出し、それにより、未来を確実に過去と同じものにする。 これが自我の継続性である。 これが、あなたは自我から逃れられないと信じさせて、偽りの安全の感覚を自我に与える。 しかし、あなたは逃れられるし、逃れなけらばならない。 は、それと引き換えに、永遠という継続性をあなたに差し出す。 この交換を選ぶとき、あなたは同時に罪悪感を喜びに、悪意を愛に、そして苦痛を平安に取り替える。 私の役割は、あなたの意志から鎖をはずし、自由にすることだけである。 あなたの自我はこの自由を受け入れることはできず、可能な限りのあらゆる瞬間に、あらゆるやり方で、それに反対する。 そして、自我の作り主であるあなたは、自我に何ができるかを認識している。 あなたが自我にその力を与えたからである。

 

奇跡講座テキスト 第5章  六 時間と永遠  2.