奇跡を行う者の唯一の責任が自分に贖罪を受け入れることだけだとすれば ― そして、確かにそうであることを私が請け合うが ― それなら、何が贖われるのかについての責任は、あなたにあるはずがない。 このジレンマは、取り消しという解決法を受け入れることによってしか、解決できない。 あなたの間違った思考が取り消せないものだとしたら、そういった思考のすべてから生じた結果について、あなたは確かに責任をもたなければならなくなる。 贖罪の目的は、浄化された形においてのみ過去を保存することである。 無秩序な想念のための治療法をあなたが受け入れるなら、そしてその治療法の効き目が疑いの余地のないものであるなら、どうしてその症状が存続し得るだろう。
奇跡講座テキスト 第5章 五 自我による罪悪の使用 7. /2