高次の心は、神の法則だけを尊ぶ。 霊によっては、得るということは無意味であり、与えることがすべてである。 もしあなたがこの世界は、想念からなる世界だという概念を受け入れることができるなら、与えることと失うこととの間に自我が設けている誤った関連性を信じる信念全体が消え去る

高次の心は、霊が従う法則に沿って考えるので、の法則だけを尊ぶ。 霊によっては、得るということは無意味であり、与えることがすべてである。 霊は一切を有しているので、与えることによって一切を保ち、それによって父なる神が創造した通りに創造する。 この種の思考は、物体を所有することに関してはまったく当てはまらないが、想念との関連においてならば、低次の心にもよく理解できる。 物理的な所有物を分かち合うなら、あなたは確かにその所有権を分割することになる。 けれども、何らかの考えを分かち合うなら、それを減らすことにはならない。 その全部を与えてしまっても、依然としてその全部があなたのものである。 さらに、もしあなたがそれを与えた相手が、それを自分のものとして受け入れるなら、彼はあなたの心の中でそれを強化することになり、それによってそれを増大させる。 もしあなたがこの世界は想念からなる世界だという概念を受け入れることができるなら、与えることと失うこととの間に自我が設けている誤った関連性を信じる信念全体が消え去る。

 

奇跡講座テキスト 第5章  一 聖霊への招待  1. /2