それとは対照的に、霊は、真実だと知っているすべてのものに対して同じように反応し、それ以外のものにはまったく応答しない。 また、何が真実かを確立しようと試みることもしない。 霊は、真実であるものとは、神が創造したすべてだと知っている。 霊は被造物のすべての側面と完全で直接的な親交を保っているが、その理由は、霊は創造主と完全で直接的な親交を保っているからである。 この親交は神の意志である。 創造と親交とは同義である。神はご自身の心を伝えることによって一つひとつの心を創造し、それにより、どの心をも永遠に神の心と意志を受け取る経路として確立した。 同じレベルにある実存たちの間でのみ真に親交を行うことが可能であるため、神の被造物たちは自然に神と共に、神の如くに、親交を行う。 この親交は完全に抽象的である。 それは普遍的に適用されるという特質があり、判断、例外、変更などに左右されないからである。 神はこれによって、また、このために、あなたを創造した。 心はその機能を歪めることはできるが、与えられていない機能を自らに賦与することはできない。 だからこそ、心は、コミュニケーション能力を実存のために活用するのを拒むことはあっても、その全部を失うことはできないのである。
奇跡講座テキスト 第4章 七 創造と親交 3.