誰かが意図的に投げ捨ててしまったものの価値を、どのようにすればその人に教えられるだろう。 彼はそれに価値を認めなかったからこそ、それを投げ捨てたに違いない。 あなたにできることは、彼がそれなしではいかに惨めかを彼自身に見せてやり、それからゆっくりとそれを彼の近くまで運ぶことによって、彼がそれに近づくにつれて惨めさが軽減すると学べるようにすることだけである。 これにより、彼は自分の惨めさをそれの不在と関連づけ、惨めさの反対をそれがそこに存在していることと関連づけることを教わる。 その真価について彼が自分の心を変えるにつれて、それは次第に望ましいものとなってくる。 私はあなたに、惨めさを自我と関連づけ、喜びを霊と関連づけることを教えている。 あなたは自分にその逆を教えてきた。 あなたには今でも選択の自由はあるが、あなたは、神からの報奨を前にしても、本当に自我からの報奨を望んだりできるのだろうか。
奇跡講座テキスト 第４章 六 神からの報奨 5.