自我は「脅威」の真の源を認識していない。 もしあなたが自分自身を自我と結びつけて考えるなら、この状況をありのままに理解することはない。 あなたによる自我への忠誠のみが、あなたを支配する力を自我に与えている。 私は、自我について、あたかもそれが独自に行動する別個の存在であるかのように語ってきた。 こうすることが必要であった理由は、あなたが自我を気軽に退けることはできないということ、および自分の思考のどれほど多くが自我の指揮下にあるかを悟らねばならないということについて、あなたを説得するためだった。 しかし、それだけで済ませるのは安全ではない。 それだけでは、あなたは、ここに居る限り、あるいはここに居ると信じている限り、自分自身を葛藤せざるを得ないものと見なしてしまう。 自我とは、あなた自身についてのあなたの信念の一部以上のものではない。 あなたのもう一方の生命は中断されることなく続いてきたのであり、そこから解離しようとするあなたの試みによっても何ら影響されずにきたし、これからも常に影響されないままである。
奇跡講座テキスト 第４章 六 神からの報奨 1.