神の国という安らかな存在は、あなたの正気の心の中で完全に意識しているが、心の中で自我が支配している部分からは、容赦なく追放されている。 あなたが眠っていようが目覚めていようが、自我は文字通り打ち負かせるはずもない相手に対抗しているので、死にもの狂いである。 あなたが自我を守るためならどれほど警戒を喜んで張り巡らせてきたか、そして、あなたの正しい心を守るためにはどれほどそれを怠ってきたかを、考えてみなさい。 狂気の者でなくて誰が、真実でないものを信じ、その後、真理を犠牲にしてまでもそれを守ろうとするだろうか。
奇跡講座テキスト 第4章 三 葛藤のない愛 10.