自我には拒否されているとはいえ、あなた自身の心の中にあなた自身の解放の宣言がある。 神はすでにあなたに一切を与えている。 この一つの事実だけで、自我は存在しないという意味になり、これが自我を甚だしく怖がらせる。 自我の言葉においては、「所有すること」と「在ること」は別のことだが、聖霊にとってこれらは同じである。 聖霊は、あなたが一切を有しており、一切でもあることを知っている。 この点に関する区別が意味をもつのは、欠乏を示唆する「獲得」という考えがすでに受け入れられているときのみである。 それゆえに、私たちは神の国をもつことと、神の国であることを区別しないのである。
奇跡講座テキスト 第4章 三 葛藤のない愛 9.