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救済(真の救済)とは、「正しい心の状態」(「誤った心の状態」の訂正)以上のものではない。 一なる心の状態が回復される前に達成されなければならないものである。 正しい心の状態は、自動的にその次の段階に行き着く。 自我は、裁きなしには生き残れず、裁きがなくなれば退けられる

 救済とは「正しい心の状態」以上のものではない。 「正しい心の状態」とは聖霊一なる心の状態ではないが、一なる心の状態が回復される前に達成されなければならないものである。 正しい心の状態は自動的にその次の段階に行き着く。 なぜなら、正しい知覚は一様に攻撃性のないものであり、したがって、誤った心の状態は跡形もなく消え去るからである。 自我は裁きなしには生き残れず、裁きがなくなれば退けられる。 その後は心が進み得る方向はただ一つである。 その方向は常に自動的に定まる。 なぜなら、心は自らが信奉する思考体系から指示を受けざるを得ないからである。

 

奇跡講座テキスト 第4章  二 自我と偽りの自律  10.