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「得るために与える」(獲得思考)とは、常に自分を他の自我との関連において評価する自我にとっては、逃れようのない法則である。 自我は、自分を生じさせた欠乏の信念に絶えずとらわれている

 持続する真の豊かさの感覚をもつ者だけが、真に寛大になれる。 これに何が関わっているのかを考慮するなら、このことは明白である。 自我にとっては、何かを与えるということは、あなたがそれなしですまさねばならなくなるということを暗示している。 与えることを犠牲と結びつけているとき、あなたが何かを与える場合の唯一の理由は、自分はそれよりもっとよいものを得られるのだから、それがなくてもかまわないと信じているからである。 「得るために与える」とは、常に自分を他の自我との関連において評価する自我にとっては、逃れようのない法則である。 したがって、自我は自分を生じさせた欠乏の信念に絶えずとらわれている。

 

奇跡講座テキスト 第4章  二 自我と偽りの自律  6. /1