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問うべきことは、あなたが自我にどのように対応すべきかではなく、自分自身を何であると信じているかである

 動物が自らの子に抱く愛と、子を守らねばならぬという感覚について、考えてみなさい。 動物は子を自分の一部と見なしているから、そう感じるのである。 誰でも自分の一部と考えているものは退けない。 あなたは自分の自我に対応するとき、ご自身の被造物たちに対応するときと同じように、愛と庇護と慈悲をもって対応する。 自分で作り出した自己に対して、あなたがそのように対応することは、驚くに値しない。 実際それは、あなたが自らの真の被造物たちに対していつの日にか示す対応の仕方に、多くの点でよく似ている。 そして、彼らはあなた自身と同様に時間を超越している。 問うべきことは、あなたが自我にどのように対応すべきかではなく、自分自身を何であると信じているかである。

 

奇跡講座テキスト 第4章  二 自我と偽りの自律  4. /1