良き教師なら誰でも、自分の教え子たちがいつか自分を必要としなくなる日がくるように、自分が学んだことをできる限り多く彼らに伝えたいと望むものである。 これが、教師にとっての唯一の真のゴールである。 自我にこのことを納得させるのは不可能である。 なぜなら、これは自我の法則のすべてに反するからである。 しかし、法とは、立法者が信じている体系の存続を保護するために制定されるものだということを思い出しなさい。 あなたが自我を作り出してしまったからには、自我が自らを守ろうとするのは自然なことだが、あなた自身が自我の法則を信じているのでない限り、あなたがそれに従いたいと思うのは自然なことではない。 自我の起源のゆえに、自我にはそれを信じないという選択ができない。 あなたの起源のゆえに、あなたにはそれができる。
奇跡講座テキスト 第4章 一 正しい考え方と正しい学び方 5.