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多くの者が、自分の思考体系を今あるままに保護したいので、自分の考えを守ろうと警戒している。 学ぶということは、変化を意味する。 分離している者(神との分離/つまり自我と同一化している者)にとって、変化(聖霊による分離の解消/融合)とは常に恐ろしいものである

 多くの者が自分の思考体系を今あるままに保護したいので、自分の考えを守ろうと警戒している。 そして、学ぶということは変化を意味する。 分離している者にとって、変化とは常に恐ろしいものである。 なぜなら、それが分離を癒す方向への動きだとは思いもよらないからである。 自分の最初の変化の経験が分離であったため、彼らは常に、変化というものを、さらなる分離へ向かう動きとして知覚する。 あなたは、自我に何の変化も侵入させなければ平安を見出せると信じている。 この甚だしい混乱が起こり得るのは、同一の思考体系が二つの土台のどちらの上でも成り立つと主張する場合のみである。 自我から霊に届くものは何もなく、霊から自我に届くものも何もない。 霊は自我を強化することも、自我の内部の葛藤を軽減することもできない。

 

奇跡講座テキスト 第4章  一 正しい考え方と正しい学び方  2. /1