私はいくつかの異なった徴候について述べてきたが、そのレベルにおいては、ほとんど無限のバリエーションがある。 しかし、それらすべての原因は一つだけであり、それが権威の問題である。 これがまさに「諸般の悪しき事の根」である。 自我が作り出す兆候はすべて言葉の上の矛盾を含んでいる。 なぜなら、心が自我と聖霊に二分されているため、自我が作り出すものは何でも不完全で矛盾するものとなるからである。 この擁護不可能な状況は権威の問題から生じたものである。 というのも、権威の問題は、その前提として一つのあり得ない想念を受け入れているので、あり得ない考えを生み出すことしかできないからである。
奇跡講座テキスト 第3章 六 裁きと権威の問題 7.