まったく裁くことなくあなた自身と兄弟たちに出会うことから訪れる途方もない解放感と深い平安がどのようなものであるか、あなたには想像もつかない。 自分の本性と兄弟たちの本性を認識するとき、あなたは彼らをいかなる形においても裁くことには意味がないと悟るだろう。 実のところ、まさにあなたが彼らを裁いているからこそ、あなたに彼らの意味が失われているのである。 すべての不確実性は、自分が裁くことを余儀なくさせられていると信じることから生じている。 あなたは自分の人生に秩序をもたせるために裁きを必要とせず、もちろん、自身に秩序をもたせるためにも裁きを必要とはしない。 智識の前では、すべての裁きは自ずと停止する。 そしてこれが、認識が知覚と入れ替わることが可能になるプロセスである。
奇跡講座テキスト 第3章 六 裁きと権威の問題 3.