裁きが暗示するのは、実相とはあなたが自由に選べるものだという信念である(だが、それは誤りである)

あなたが陥っている幻想の一つに、自分が裁いた対象からは何の結果も生じないという信念がある。 このことは、裁いた対象が存在しないということも信じていなければ、真実となり得ない。 そして明らかに、あなたはそれを信じてはいない。 信じていたのなら、もとよりそれを裁きはしなかったはずである。 最終的には、あなたの裁きが正しいか間違っているかは問題にならない。 どちらの場合も、あなたは実在しないものを信じていることになる。 このことは、いかなる種類の裁きにおいても避けられない。 なぜなら、裁きが暗示するのは、実相とはあなたが自由に選べるものだという信念だからである。

 

奇跡講座テキスト 第3章  六 裁きと権威の問題  2. /2