自我とは、ありのままの自分(あなたの実相)としてではなく、自分が望む通りの存在(奇妙な自分像)として自分自身を知覚しようという、間違った心による試みである

 意識は知覚のレベルのものであり、分離の後に心の中に生じた最初の分裂であった。 それにより、心は創造する主体ではなく、知覚する主体となった。 意識は、自我の領域と見なすのが正しい。 自我とは、ありのままの自分としてではなく、自分が望む通りの存在ものとして自分自身を知覚しようという、間違った心による試みである。 だが、あなたは、ありのままのあなたとしてしかあなた自身を知ることができない。 なぜなら、それだけがあなたに確信できることだからである。 それ以外のあらゆることには、明らかに疑問の余地がある。

 

奇跡講座テキスト 第3章  四 誤りと自我  2.