このコースの中で言及されている基本概念は、程度の問題ではない。 (光か闇か/有か無か/真理か自我か)どちらか一方に確固とした忠誠を誓うまでは、あなたの思考は不安定だと理解することが、きわめて重要である

 このコースの中で言及されている基本概念は程度の問題ではないと、私はすでに述べた。 いくつかの根本概念は、相反するものの観点からは理解できない。 光と闇や、有と無といったものを、共存する可能性として考えることは不可能である。 そのいずれも、全面的に真実であるか、全面的に間違いであるかのどちらかである。 どちらか一方に確固とした忠誠を誓うまではあなたの思考は不安定だと理解することが、きわめて重要である。 しかし、闇や無に対し確固とした忠誠を誓うことは不可能である。 これまで生きてきた人の中で、いくらか・・・・傍点)の光といくらか・・・・傍点)の物を経験したことがない人はいない。 したがって、たとえ自分ではそれができると考えたとしても、誰も真理を全面的に否定することはできない。

 

奇跡講座テキスト 第3章  二 真の知覚としての奇跡  1.