無垢性には、何も犠牲にする(全一性から排除する)ことができない。 無垢なる心は一切を有しており、その全一性を保護することだけに励む

 無垢性には何も犠牲にすることができない。 それは、無垢なる心は一切を有しており、その全一性を保護することだけに励むからである。 それが投影することはあり得ない。 ただ他の心を敬うのみである。 なぜなら、敬意こそが、真に愛されている者から彼らと同様の者たちへの自然な挨拶だからである。 無垢なる状態、すなわち恩寵の状態とは、贖罪の意味が完全に明らかな状態であるという意味において、子羊は「世の罪を除く」のである。 贖罪にはまったく曖昧さはない。 それは光の中にあるので完全に明確である。 それを闇の中に隠そうとする試みだけが、見ることを選ばない者たちにとって、贖罪を手の届かないものにしてきた。

 

奇跡講座テキスト 第3章  一 犠牲のない贖罪  6.