ともに横たわるライオンと子羊が象徴するのは、強さと無垢性は矛盾せず、自然に、平和に生きるということである。 清い心は真理を知っており、それがその心の強さである

 私が「世の罪を除くの子羊」と呼ばれたのは正しいことだが、「子羊」を血にまみれたものとして描写する者たちは、この象徴の意味をわかっていない。 正しく理解されたなら、それは私の無垢性を語る非常に簡明な象徴である。 ともに横たわるライオンと子羊が象徴するのは、強さと無垢性は矛盾せず、自然に、平和に生きるということである。 「幸いなるから、こころの清き者、その人はを見ん」とは、同じことの別な言い方である。 清い心は真理を知っており、それがその心の強さである。 清い心は破壊を無垢性と混同しない。 なぜなら、無垢性から、弱さではなく強さを連想するからである。

 

奇跡講座テキスト 第3章  一 犠牲のない贖罪  5.