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(神との分離、つまり自我の)訂正手順の最初は、問題が存在するということを一時的に認識することであるが、それは単に、ただちに訂正が必要だと示すものとして認識されるだけである

訂正手順の最初は、問題が存在するということを一時的に認識することであるが、それは単に、ただちに訂正が必要だと示すものとして認識されるだけである。 これが、遅滞なく贖罪が受け入れられる心の状態を確立する。 しかし、究極には有と無との間で妥協は不可能だということが強調されなければならない。 時間とは、本質的に、この観点におけるすべての妥協が放棄されるようになるための仕組みである。 それは段階的に廃されるように見えるが、その理由は時間そのものが実在しない時間枠を含んでいるからである。 誤った創造のゆえに、こうしたことが訂正的手段として必要となったのである。 「はそのひとりを賜うほどに世を愛し給えり、すべて御子を信ずるものの滅びずして、永遠とこしえ生命いのちを得んためなり」という言葉が、この文脈において意味あるものとなるには、一点だけ、わずかな訂正を必要とする。 「はそのひとりに世を賜うほどに」という訂正である。

 

奇跡講座テキスト 第2章  七 原因と結果  5. /2