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時として、病が心を強力に掌握しているために、人が一時的に贖罪に接近できなくなっていることがある。 この場合には、心身にとって妥協的な方法をとり、外界の何かに一時的に癒しの信念を付与することが懸命であるかもしれない

時として、病が心を強力に掌握しているために、人が一時的に贖罪に接近できなくなっていることがある。 この場合には、心身にとって妥協的な方法をとり、外界の何かに一時的に癒しの信念を付与することが懸命であるかもしれない。 この理由は、正しくない心の状態に居る者、つまり病人にとってもっとも助けにならないことは、恐れを増大させることだからである。 彼らはすでに、恐れによって弱くなった状態に居る。 時期尚早に奇跡に接すると、パニックに陥るかもしれない。 このことは、上下が転倒した知覚が「奇跡は恐ろしいものだ」という信念を引き起こしているときに起こりやすい。

 

奇跡講座テキスト 第2章  四 恐れからの解放としての癒し  4. /2