幽閉された意志は、その極限においては、まったく耐えられなくなるような状況を生み出す。 苦痛に対する許容度は、高くなることはあっても限界のないものではない。 いずれは誰もが、たとえ漠然とでも、もっと良い道が必ずあるはずだと認識し始める。 この認識がさらに確固としたものになれば、それが転換点となる。 これが究極的には霊的な心眼を再び目覚めさせ、同時に肉眼の視覚の重視を弱める。 この二つのレベルの知覚が交互に重視されるとき、それは通常、葛藤として経験され、しかも、きわめて熾烈な葛藤となり得る。 しかしそれが行き着く結果は、神と同じく確実である。
奇跡講座テキスト 第2章 三 神の祭壇 3. /2