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(神から分離した者/自我と同一化している者にとっては、)攻撃できない防衛が最良の防衛だとは信じがたい。 しかし、これが「柔和なる者、その人は地を受け継がん」ということの意味である

 贖罪は全面的な専心を伴う取り組みである。 あなたはいまだに、これが損失と関連があると考えているかもしれないが、それは分離した神の子らの全員が何らかの形で犯している間違いである。 攻撃できない防衛が最良の防衛だとは信じがたい。 しかしこれが、「柔和なる者、その人は地を受け継がん」ということの意味である。 彼らは文字通り、自らの強さゆえに地を引き継ぐ。 双方向の防衛は本質的に弱いものであるが、その理由はまさに、それが諸刃の剣であり不意に自分に向けられることがあり得るからである。 この可能性は奇跡によらなければ制御できない。 奇跡は贖罪という防衛を、あなたの真の保護に転じる。 そして、自らがますます安全になるにつれて、あなたは他者を保護するというあなたの自然な才能を発揮し、自分自身を兄弟のひとりとして、そして神の子のひとりとして、知るようになる。

 

奇跡講座テキスト 第2章  二 防衛としての贖罪  7.