あなたは自分が価値を置く対象を信じる。 あなたが恐れているなら、価値を置く対象を誤っているということになる。 そうなるとあなたの理解においても、どうしても価値の置き方を誤ってしまい、すべての考えに同等の力を授けて、平安を破壊してしまうことが避けられない。 だから聖書は、「人知ではとうてい計り知ることのできない神の平安」というものについて語っている。 この平安は、いかなる種類の誤りによってもまったく揺るがない。 それは、神に属さない何かがあなたに影響をおよぼす力があるということを、否定する。 これが否定の正しい用い方である。 それは何かを隠すために使われるのではなく、誤りを訂正するために使われる。 それはすべての誤りを光の中に運んでいく。 そして、誤りと闇は同じものなので、誤りは自ずと訂正される。
奇跡講座テキスト 第2章 二 防衛としての贖罪 1. /2