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『あなたの実相は霊に他ならない。 あなたは、永遠に恩寵状態にある。』 神が安心させようと(つまり罪はないと)しているのに、それを脅威として経験するとき、その理由はいつでも、あなたが誤った対象や方向に向けられた(つまり自我への)忠誠心を防衛しているからである

 誤りは真理を真に脅かすことはできない。 真理は常に誤りに屈せず永らえることができる。 誤りのみが、実際には脆弱なものである。 あなたには自分の王国を自分が適すると思うところに建てる自由があるが、次のことを覚えていれば、正しい選択が必然となる。

 

 霊は永遠に恩寵の状態にある。

 あなたの実相は霊に他ならない。

 それゆえに、あなたは永遠に恩寵状態にある。

 

 贖罪はこの観点から一切の誤りを取り消し、そうして恐れの源を根絶する。 が安心させようとしているのにそれを脅威として経験するとき、その理由はいつでも、あなたが誤った対象や方向に向けられた忠誠心を防衛しているからである。 これを他人に投影するとき、あなたは彼らを幽閉することになるが、それでもそれは彼ら自身がすでに作り出している誤りを補強するところまでだけである。 これが彼らを他人による歪曲により傷つきやすくするが、それは彼ら自身についての彼らの知覚が歪曲されているからである。 奇跡を行う者はただ彼らを祝福できるだけであり、そうすることにより、彼らの歪曲を取り消し、彼らを牢獄から解き放つ。

 

奇跡講座テキスト 第1章  三 贖罪と奇跡  5.