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私たちの見ている世界(を通して認識される知覚、そこから生じる感情)は、自らの内なる判断基準を映し出しているにすぎない。 すなわち、心の中にある支配的な想念や願望や感情の反映である。 「(心の中にある判断基準の)投影が知覚を作り出す」のである

 私たちの見ている世界は、自らの内なる判断基準を映し出しているにすぎない。 すなわち、心の中にある支配的な想念や願望や感情の反映である。 「投影が知覚を作り出す」(テキスト第二十一章・序・1)のである。 私たちは最初に自分の内を見て、どのような世界を見たいかを決め、それからその世界を外に投影し、自分が見ているままにそれを真理とする。 私たちは自分に見えているものが何であるかという自分の解釈によって、それを真実にする。 もしも、怒り、攻撃衝動、何らかの形で表われる愛の欠如といった自分の間違いを正当化するために知覚を用いているなら、私たちは邪悪さ、破壊、悪意、羨望、絶望の世界を見ることだろう。 こうしたすべてを赦すことを、私たちは学ばなければならない。 それは、私たちが「善良」で「情け深い」からではなく、私たちに見えているものが真実ではないからである。

 

奇跡講座テキスト 『奇跡講座』まえがき   ◆◆◆教義 (P.20)