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『奇跡講座』には、多くの人々にすでに馴染みの深いキリスト教的言葉を敢えて使いつつ、それらを新たに解釈しているという特徴がある

 『奇跡講座』の外見的特徴として最も顕著なのが、キリスト教的言葉遣いであり、聖書からの引用も頻繁に行われている。 キリスト教用語は、この邦訳においてもほぼすべて、日本語で最も一般的に通用しているキリスト教用語を用いて訳した。 たとえば、「」、「神の子」、「キリスト」、「聖霊」、「三位一体」、「創造」、「被造物」、「罪」、「贖罪」、「聖餐」、「最後の審判」、「神の国」などといった言葉である。 ただし、「内なる平安のための財団」による「この翻訳について」の中の「方針六」で、「贖罪」という言葉に関して述べられていることは、多かれ少なかれ他のキリスト教用語にもあてはまり、『奇跡講座』には、多くの人々にすでに馴染みの深いキリスト教的言葉を敢えて使いつつ、それらを新たに解釈しているという特徴がある。

 

奇跡講座 テキスト 「テキスト編」邦訳について ― 日本語版翻訳チーム   ◆キリスト教用語、および、聖書からの引用 (P.9)